パニック障害の治療記事一覧

パニック障害の専門医

パニック障害の患者さんは、発症した当初は、発作による動悸、息苦しさ、胸の痛みなど身体症状があるため、体の病気を疑って内科などを受診するケースが90%近くにのぼるという報告があります。米国では、パニック障害の患者さんの70%が、診断確定までに平均10カ所の医療機関を訪れていると報告されています。日本でも、身体症状が中心で、回避行動などがともなわない患者さんは、精神科への受診が遅れがちです。しかし、ど...

パニック障害の検査

パニック障害の診断は、まず中心症状であるパニック発作から調べ、そしてそれがパニック障害によるものかどうかを診断します。診断基準にはDSM(米国精神医学会発行の診断基準)が使われます。体や心の病気がないか調べます発作の症状としてあらわれる動悸、めまい、呼吸困難などの身体症状が体の病気などほかの原因によるものでないか内科的な検査をします。間違えられやすい病気は、特に心臓病(不整脈や狭心症など)やバセド...

パニック障害の薬物療法

パニック障害の治療法には、薬物療法と精神療法(認知行動療法など)の2つの柱があります。どちらの方法も、単独で行っても有効ですが、より効果をあげるには併用が望ましいとされています。薬物療法はパニック発作によく効き、不安感をやわらげてくれます。発作をコントロールすることは、特に発作がひんぱんに起こる急性期には重要です。そこでまず、薬によって発作を抑える治療を行います。パニック障害の治療薬は、主に抗うつ...

パニック障害の薬

パニック障害の治療法として、薬物療法の実績は世界的に認められています。パニック発作をコントロールしたり、不安感をやわらげるのによく効く薬があるからです。ただし、いくら効果があるといっても、漫然と長期間使いつづけると、副作用などの問題が出てきます。パニック障害の薬物療法は、必要な量を必要な期間飲み、段階的に減らしていき、最後は薬を飲まなくてもすむ状態へと持っていくのが理想です。ところが、まだ治りきら...

パニック障害の薬

パニック障害に有効な治療薬にはさまざまなものがありますが、通常は主に抗うつ薬の「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」とベンゾジアゼピン系の「抗不安薬」が使われます。パニック障害の治療ガイドラインでは、治療開始時には、効果が高く副作用が少ないSSRIを第一選択薬とし、即効性のあるベンゾジアゼピン系の抗不安薬を併用することを推奨しています。しかし、どの薬をどのように使うかは患者さんとの相性も...

パニック障害と妊娠

薬物療法を行っている女性の患者さん、中でも妊娠・出産を考えている人にとって、薬が胎児へどのような影響をあたえるかは非常に気になるところです。これについては、医師とよく相談することが必要ですが、ただ、心配のあまり自己判断で服用を中断することだけは、非常に危険なのでやめましょう。パニック障害の治療薬にはさまざまな種類があり、中には下図のようにリスクがあるものもあります。特に、ベンゾジアゼピン系の抗不安...

パニック障害とカウンセリング

パニック障害の治療は、現在は薬物療法が主流になっています。しかし、薬では心の動きまで治すことはできません。発汗がおさまっているのに次の発作をおそれたり、何でもないことを重大に感じて、不安になる…、パニック障害の人は、どうしてもこのような後ろ向きの思考になりがちですが、これを前向きのプラス思考へと導いていくのが「精神療法」です。精神療法とは、言葉(会話)を介して患者さんの認知・情緒・行動に働きかけ治...

パニック障害と認知行動療法

認知行動療法は、治療や再発防止に効果がありますが、「認知療法」と「行動療法」について詳しく解説いたします。認知療法は不安を有無考え方を見直しますパニック障害の患者さんには、特徴的な思考パターンがあります。「不安だ」「こわい」という思いから、ものごとに過剰に反応し、問題をさらに大きくしてしまうのです。軽いめまいがあったり、少しドキドキしただけで、「また発作が起こるのではないか、いやきっと起こる」と思...

内部感覚エクスポージャー

こわいのは発作ではなく呼吸困難などの内部感覚内部感覚エクスポージャーの「内部感覚」とは、パニック発作で起こる身体的な内部感覚(動悸、めまい、吐き気、呼吸困難など)です。この内部感覚にあえて自分をさらあい、それにしだいに慣れていき、最終的には発作を「こわがらなくする」ことが、この治療法の日標です。内部感覚エクスポージャーでは、パニック障害という病気の本質は、パニック発作そのものではないと考えます。も...