パニック障害と家族記事一覧

家族団らん

パニック障害の療養生活を送る上で、患者さんにとって家族のサポートは大変重要です。まず、実生活の面です。患者さんは、発作が不安で行動が制約されたり、いままで出来ていたことか出来なくなったり、疲れやすくなったりして、生活が不自由にっています。家族は、こういった不自由さに身近に接していますので、患者さんが何に苦労しているかをいちばんわかっています。たとえばある男性患者さんは、パニック障害になって以来、理...

家族団らん

パニック障害の人の療養生活は、身近な存在である家族の対応によって大きく行方が左右されるといっても過言ではありません。とはいえ、過剰に神経質になる必要はありません。病気を正しく理解した上で、世話を焼きすぎず、必要なときには手をさしのべるという態度で接すればよいでしょう。患者さんに接するときのヒントとして、背景にある患者さんの心を少し考えてみましょう。一つは、パニック障害の人の「感応性」の高さです。感...

会話する女性

パニック障害の患者さんには周囲の人の理解が必要です。何気ない一言が不安感をましたりするものです。それでは具体的に、家族や周囲の人が心掛けたい対応を「言葉」の面から紹介します。患者さんにはどんな言葉をかけたらよいか望ましい言葉「そばにいるから」強い不安や恐怖にかられているとき、患者さんが求めているのは「安心」です。忙しいからと適当にあしらわず、短くてもよいので、患者さんの話に耳を傾けるようにしましょ...

家族団らん

いっしょに暮らす家族だからできること、それは生活の改善です。患者さんの生活が治療に適したものになっているかどうかを見直し、環境をととのえることは、病気回復につながります。治療への協力まず考えたいのは、治療への協力です。療養生活で重要なのは、服薬と通院の管理です。どちらも患者さんが自分で管理できればよいのですが、むずかしい場合もあります。患者さんの様子に気を配り、とどこおっている場合は協力してあげる...

うつ病の女性

パニック障害は、うつ病を併発すると、重症化しやすくなります。家族は患者さんの様子に気を配り、うつ状熊が疑われる場合には、早目に医師に相談することが大切です。パニック障害で見られるうつ病は程度が軽い場合は、気分の落ち込みよりもやる気のなさが目立ちます。ものごとへの関心が薄れ、無気力状態となります。放置すると、かなり長引きますので、早く対応することが大切です。もう少し症状が重いのが、非定型うつ病の特徴...

怒り発作を起こすパニック障害の患者さん

すべての患者さんにあらわれるわけではありませんが、パニック障害の特徴的な症状に「怒り発作(アンガーアタック)」があります(詳しくは「パニック障害になると考え方や行動が変わってきます」を参照して下さい)。この発作が起こると、患者さんは突然、いわゆる「キレ」状態になり、体をわなわなとふるわせて相手を非難したり、怒鳴ったりします。怒っているうちに怒りの感情がエスカレートして、自分でも止められなくなります...

自傷行為を考える男性

パニック障害は、ほかの精神疾患とくらべると、自殺をはかる人は少ないといわれています。しかし、「自殺を考える率(生涯自殺企図率)」はうつ病とあまりかわりなく、さらに、パニック障害にうつ病(パニック性不安うつ病)を併発すると、自殺企図率は3倍にもなります。ただし、自殺企図(自傷行為)と自殺は違います。パニック障害の場合は、実際に自殺をはかるというよりも、死にたいほどつらいという思いが、一時的に強まって...

甘える男性

パニック障害の場合「予期不安」があるため、70〜80%の人は広場恐怖症になるといわれます。広場恐怖症は、「すぐに逃げられない」、または「助けを求められない」場所や状況に身を置くことに恐怖を感じる病気で、ひどくなると、家から一歩も外に出られなくなります。パニック障害の人は、発作のおそろしさから身を守るために、家族や友人・知人などまわりの人に保護を求める気持ちが強くなります。これが習慣化すると、しだい...

失恋する女性

精神医療の世界では、恋愛や結婚は(関連して、出産・子育ても)、心の病気を持つ患者さんに大きな影響をあたえるといわれています。パニック障害を見ても、いくつか問題が生じる可能性がありますので考えてみます。一つは、パニック障害の人が持つ感応性の高さです。つまり、相手の人の気分に影響されやすいのです。ある患者さんは、電話の相手がパニック発作を起こしたため、それにつられて自分も発作を起こしてしまいました。そ...

ネット依存の男性

パニック障害の患者さんの中には、「はまりやすい」人がいます。度を越して熱中してしまうのです。こういうタイプは、病気になる前は、仕事をバリバリとこなして、事業を広げていくような、いわゆる成功者に多く見られます。 彼ら(彼女ら)は、病気になっても仕事はやめようとしません。何もしていないことが不安でたまらないのです。広場恐怖症が進むと、行動が制限され、家にこもりきりになることがあります。そのような状況の...

家族の笑顔

パニック障害人にとって、家族はいちばん身近な存在であり、ケアをしてもらう中心人物です。いってみれば、療養生活の空気をつくる「キーパーソン」です。その空気は、できればゆったりとおおらかなほうが、患者さんも安心して生活でき、自分がかかえる不安を小さくできます。しかし、家族にしてみれば、問題が押し寄せてくるのに、いつもおおらかでいられるわけはないと思うかもしれません。次に、いくつかコツを紹介しましょう。...

ビジネスマン

パニック障害の人には、「頑張り屋さん」が少なくありません。仕事にのめり込むと、ブレーキがきかなくなるタイプです。こういう人はぎりぎりまで無理をつづけるため、体も心も休まるひまがなく、疲労やストレスが極限までたまって、発症することがあります。ある男性の患者さんは、夜中に発作を起こして救急車で病院に運ばれました。男性はそれまで、朝は6時前に家を出て、帰宅するのは深夜という激務が何年もつづいていました。...