パニック障害では毎日の不規則な睡眠や食事は、体内時計のリズムを乱します

早寝早起き

 

パニック障害の人は、病気のせいもあって生活が不規則になりがちです。

 

たとえば、発作への不安や心理的なストレスでなかなか眠れない、眠りが足りないので朝起きられない、だんだん昼夜逆転の生活になる、不安のために3度の食事以外にも絶えず食べつづける、といった生活になりがちです。

 

回復のためには、まず、こういった生活リズムを改める必要があります。

 

生活リズムは、「体内時計」によって調整・維持されていますが、不規則な生活をつづけていると、この体内時計のリズムが乱れてきます。

 

体内時計には、日々の営みをコントロールするだけでなく、自律神経やホルモン分泌などをコントロールする働きもあります。

 

そのため、体内時計のリズムが乱れると、自律神経やホルモン分泌も変調をきたしてしまいます。

 

そうなると、自律神経は緊張状態がつづき、発作が起こりやすくなります。

 

また、
「自律神経が調節している内臓の働きが悪くなる」
「血圧が不安定になる」
「疲れやすくなる」
「抗ストレス作用のあるホルモンの分泌が少なくなってストレスに弱くなる」

など、心身に大きな影響が出ててきます。

 

パニック障害を改善するためには、まず生活のリズムを正し、体内時計のリズムをととのえることが重要です。

 

そのためには、意識して生活をかえていく努力が必要です。

 

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2つの体内時計とメラトニンが1日のリズムを刻みます

私たちが、毎日同じような時間に眠くなったり目が覚めたり、朝昼晩同じころにおなかがすいたりするのは、体内時計とメラトニンというホルモンに従って体の機能が慟いているおかげです。

 

脳にある主時計

左右の目からのび視神経が、視床下部で交差しているあたりのすぐ上に「視交叉上核」があります。これが体内時計の主時計です。

 

直径わずか1ミリの超小型で高性能のこの主時計は、朝、目から入る太陽の光を感知すると、脳の松果体へ信号を送ります。この信号が1日のスタートボタンになります。

 

松果体がメラトニンを分泌

主時計から信号が送られてくると、松果体は時計ホルモンと呼ばれる「メラトニン」を分泌します。この分泌によって主時計はリセットされ、1日のリズムがはじまります。

 

メラトニンは、血流に乗って体のすみずみまで「時間の情報」を運びます。メラトニンがもっとも多く分泌されるのは、太陽光の信号が届いてから14時間ぐらいあと、つまり夜です。

 

メラトニンには、
「心拍数を減少させる」
「血管をリラックスさせる」
「体温を下げる」
「消化管の活動を下げる」

といった働きもあり、自然な睡眠を促します。

 

体中にある末梢時計

もう一つの体内時計ある末梢時計は、全身の細胞にあります。末梢時計は、食事による「血糖値の上昇」がリセットの信号となります。

 

ですから、食事が規則的になると、末梢時計のリズムもととのってきます。主時計と末梢時計は、互いに同調することで、1日のリズムを規則正しく刻んでいます。

 


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