パニック障害の症状記事一覧

パニック障害の知識

パニック障害は、100人のうち2から4人は発病する可能性がある比較的ポピュラーな病気です。先進国ほど患者さんの数が多い傾向があり、現代病といっていいかもしれません。パニック障害という病名が米国精神医学会の診断基準(DSM)に登録されたのは1980年のことです。それまでは「不安神経症」と呼ばれていたものが、急性発作性のもの(パニック障害)と慢性持続的なもの(全般性不安障害)に分けられました。その10...

パニック発作の俊子さん

パニック障害の症状であるパニック発作とは具体的にどのような症状でしょうか?下記に実際の例を上げてみます。激しい動機で心臓病を疑った、俊子さん(35歳)のケース最初の発作があったのは8年前でした。夜、ベッドに入ってうとうととしかけたとき、専業主婦の俊子さん(35歳)は心臓をギュッとつかまれたような気がして、飛び起きました。ドキン、ドキンと激しい動悸がはじまり、息ができないほど呼吸が苦しく、手足がしび...

パニック障害の統計

パニック障害は、「古くて新しい病気」といえます。病気そのものは、昔からあったのですが、長い間「不安神経症」として扱われていました。パニック障害という病名がDSMに登録されたのは1980年、世界的に統一して使うことが決まったのが1990年、治療に有効な薬(パロキセチン)が日本で認可されたのが2000年です。りまり、日本の医療現場で本格的な診療がはじまってから、まだ10数年しかたっていないのです。パニ...

不安症

パニック障害は、心に強い不安が根づき、日常生活が困難になっていく病気です。しかし、不安そのものはだれでもふつうに経験する感情で、通常は、心配事やショッキングなことなど、何らかの理由があって、不安感を抱きます。こういった不安は病的なものではなく、むしろ、これから起こる危険を察知して、心構えをするための防御反応といえます。不安は、原因になっている問題が解決すれば、時間の経過とともに消えていきます。一方...

パニック発作

はじめて発作が起こったとき、それがすぐにパニック発作とわかる人は多くはありません。パニック発作では、精神症状と同時に動悸や呼吸困難などの身体症状があらわれるため、ほとんどの人がまずは体の病気を疑います。最初のうちは、心の病気など恥ずかしいといった気持ちがあるかもしれません。しかし、ここは早く正しい診断をしてもらうことが大切です。では、どのような症状があったらパニック発作のでしょうか。DSMの診断基...

予期不安

パニック障害の根本的症状である予期不安とはどのような症状でしょうか。下記に実際の例を上げてみます。仕事中も発作の予感におびえる、勇二さん(27歳)のケース会社員の勇二さん(27歳)は、そのときホテルのカフェにいました。取引先での打ち合わせの前に、確認したいことがあってパソコンを開いたところで、突然、息が苦しくなりました。呼吸をしようとして口をパクパクさせても、うまく息が吸えず、このまま窒息するのか...

広場恐怖症

パニック障害の症状が進んでいくとおきる広場恐怖症とはどのような症状でしょうか。下記に実際の例を上げてみます。発作の記憶で電車に乗れなくなってしまった、良子さん(27歳)のケース会社員の良子さん(27歳)に最初の発作が起こったのは電車の中でした。突然強い不安感におそわれ、心臓が破裂しそうで、呼吸が苦しくなり、息も絶え絶えになりながら次の駅で降りました。以降、このときの記憶が里美さんを苦しめました。特...

女子校生のパニック障害

パニック障害が慢性期に移行するとうつ病を併発することがありますが、下記に具体的なケースを紹介します。パニック発作はおさまったがうつ状態になってしまった清美さん(19歳)のケース予備校生の清美さん(19歳)に最初のパニック発作が起こったのは、高校3年生の夏でした。母親とテレビを見ているときでした。救急車で運ばれた病院では、心電図、頭部CTCT検査、血液検査などを受け、いすれも異常ありませんでした。医...

アルコール依存症

パニック障害は、ほかの精神疾患を併発しやすいですが、アルコール依存症も良く併発します。下記に具体的なケースを紹介します。不安をお酒でまぎらせて依存症になってしまった佳代さん(36歳)のケース最初の発作が起こったのは夕方でした。専業主婦の佳代さん(36歳)は、混んだスーパーのレジに並んでいました。人いきれで息が詰まり、胸がムカムカして吐きそうになりました。さらに、急激にめまいが起こり、その場にうずく...

怒り発作

パニック障害の経過が長くなってくると、患者さんは、それまでとは違った考え方や行動をするようになります。患者さんは、発症の前から強いストレスを受けていることが多く、発症してからは、ふつうの人には想像できないほどの、不安や恐怖にさらされ、健康な心は傷ついていきます。そのため、発作のおそろしさから身を守りたい、不安を避けたいという気持ちが優先し、行動することに臆病になります。これは、病気がそうさせるので...

月経前不快気分障害

男性にはない女性特有の要素が、パニック障害に影響することがあります。その一つに月経前症候群があり、月経前にパニック発作が起きやすくなります。月経前症候群月経前に体調や気分がすぐれなくなることはよくあることですが、それが強い場合には、「月経前症候群(PMS)」と呼ばれます。症状は150以上あるといわれ、さまざまですが、代表的な身体症状としては、下腹部膨満感、下腹部痛、頭痛、乳房痛、関節痛、むくみ、便...

パニック障害の原因は脳

パニック障害に限らず、心の病気は誤解されがちです。体の病気のようなはっきりとした検査データがないため、周囲の人からは、「性格のせい」とか、「気の持ちようだ」などといわれてしまうのです。しかし、心の働きとは脳の働きであり、パニック発作が起こるのも脳の機能障害によるものだということがわかってきています。脳について知ることは、パニック障害の症状を冷静に受け止めるのに役立ちます。それは、病気で苦しむ気持ち...